PICK UP/ 茨城のうまいもの特集

いばらきの食に挑戦する人たち

自家製さんの小麦で作るパン外岡清秀さん、郁子さん(水戸市)

自家製さんの小麦で作るパン 外岡清秀さん、郁子さん(水戸市)

お客様が安心して食べられるパンを作る

農家が作る体にやさしいパン

農家が作る体にやさしいパン

農家が作る体にやさしいパン

 外岡さんは、自家栽培の小麦を使ったパン屋さんを営んでいます。
 もともと減反政策で小麦を作り始めたという外岡さん。母の郁子さんは、作った小麦を納品するたびに、『せっかく作っているんだから、何か加工をしてお客様に提供できないだろうか。』と思っていたといいます。そこで、県が主催したパン教室に参加し、パン作りを覚え、直売所で販売を始めました。その様子を見ていた息子の清秀さんは、パン作りに興味を持って、東京都八王子市のパン屋に修行に行きました。
 その後の2008年11月。パンの販売店シルキーウェーブをオープン。ユメカオリというパン用小麦を自家生産・自家製粉し、それを原料に、極力添加物を使わず、卵、油脂類の使用も控えた体にやさしいパンを作っています。
 「当店では、修行していたパン屋で使用していた天然酵母"白神こだま酵母"を使っています。秋田県の白神山地で見つかったこの酵母は、モチモチとしたパンを作るのにかかせません。」

生地だけで14~15種類

生地だけで14~15種類

生地だけで14~15種類

 シルキーウェーブのパンは、生地だけで14~15種類作っています。気温や室温で、発酵具合、吸水率が変わるので、生地を作れば作るほど手間がかかるそうですが、"おいしいパンをお届けしたい"という気持ちがその苦労を忘れさせるそうです。
 「地粉はその年々の出来具合によりタンパク質の含有量が変わります。そのため、パンのふくらみ具合を調整するのに苦労しますがそれが自然に近いパン作りであり、"本来の食の姿"だと思います。」と、外岡さん。
 外岡さんの家では、15haもの田んぼでお米も作っており、この田んぼでできた古代米を使用して"古代玄米食パン"も作っています。このパンは、平成18年度茨城県農産加工品コンクールで最優秀賞を受賞している人気商品です。そのほかにも、平成24年には、茨城県農産加工品コンクールでカンパーニュというパンが優秀賞を受賞しています。

自家栽培の小麦

 外岡さんは、自家栽培の小麦をパンに使うことで国産小麦のおいしさを知ってもらいたいと言います。
 「シルキーウェーブのパンは、小麦の味を存分に味わえるよう、自然な味わいに仕上がっています。国産小麦ならではの味を楽しんでください。」と外岡さん。 豊かな小麦の香りの「ソフトフランス」、「全粒クルミパン」は特に人気の商品です。

販売時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

夢~さらなる挑戦~

 今後は、パン教室を開催するなど、パンの魅力をより多くの人に知ってもらえるよう総合的に展開していきたいです。今現在は、お米、小麦の生産の中心は父なのですが、生産にももっと関わっていきたいです。

インフォメーション
名称 シルキーウェーブ
住所 茨城県水戸市杉崎町831−4
お問い合わせ TEL:029-259-7628
その他の情報 ※この情報は2013年度時点のものです。

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