PICK UP/ 茨城のうまいもの特集

いばらきの食に挑戦する人たち

茨城のうまいもんをお弁当に詰め込む!鈴木良成さん(大洗町)

茨城のうまいもんをお弁当に詰め込む! 鈴木良成さん(大洗町)

民話と食を結ぶ大洗のお弁当

駐車場で始めたお弁当屋

駐車場で始めたお弁当屋

駐車場で始めたお弁当屋

 鈴木さんがお弁当屋さんを始めたのは1990年代の初めの頃。勤めていた会社を退社し、専務である奥様の提案でスタートされたそうです。「お弁当を始めて、会社関係から注文がもらえるようになり、5年後には1日に3000食を、10年後には1日で5000食をつくる北関東で1番大きなお弁当屋になりました!」と、スピード成長の過程を話してくださった鈴木さん。仕出し弁当だけに頼ってはだめだと考え、「だいだらぼうのはまぐりめし」を考案されたそうです。「常に新しい商品を作ることを考えています。研究・開発は失敗の連続ですが、その失敗があるからこそ良い商品が生まれます。」と、お弁当開発にかける想いを話してくださいました。

民話から生まれた駅弁シリーズ

民話から生まれた駅弁シリーズ

民話から生まれた駅弁シリーズ

 大洗駅の名物駅弁は万年屋のお弁当です。三浜たこめし、ダイダラボウのはまぐりめしなどユニークな名前で販売されています。このお弁当のパッケージには民話が印刷されています。実は、鈴木さんは民話研究会に入るほどの民話好き。たこめしの”三浜”は、大洗、湊(現:那珂湊)、平磯の三つの浜を総称して”三浜”と呼ばれているところから、また、”ダイダラボウ”は、奈良時代の常陸国風土記に登場する茨城県の伝説上の巨人ダイダラボウをテーマに商品開発をされたのだそうです。
 また、お弁当のほかにも万年屋の味を自宅で再現できるグルメパックも人気です。
 

地域おこしへの想い

 「一生懸命に働き、会社を大きくすることで雇用を生み、それが地域おこしにつながります。同じように、地域の原料を購入することで地域の一次産業が元気になることにつながります。そこで生まれた商品が『一念発起』です。2012年に発売された一念発起は、もともとハマグリ漁の副産物で大洗で水揚げされていたホッキ貝を使って漁価をあげられたらと思い、開発しました。少しでも漁師の方の所得アップにつながればいいですね。」と話す鈴木さん。一次産業が元気にならなければ経済はよくならないので、一次産業の方からできるだけ高い値段でたくさんの原料を仕入れるようにしようと、考えていらっしゃるそうです。
 なお、一念発起の事業は、経済産業省の農商工連携事業として認定されています。

販売時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

夢~さらなる挑戦~

 「今、50歳になりましたが、今後は社員たちに道を作ってあげられればと思っています。いずれは社員が会社を継いで頑張っていってくれることを願っています!それから、現役でいる間は、自身の仕事である二次産業・三次産業で、一次産業のよい品物をきちんとした価値で販売できるように商品化していきたいと思います。」

インフォメーション
名称 有限会社 こうじや(屋号:お弁当の万年屋)
住所 茨城県東茨城郡大洗町磯浜町3666-2
お問い合わせ TEL:029-267-5104
WEBサイトURL http://www.o-bento.co.jp/
その他の情報 営業時間 8:00~18:00(電話受け付け時間)

※この情報は2012年度時点のものです。

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