茨城県庁のすぐそばに、古倉庫を改築したおしゃれな和食店がオープンしたとの噂を聞き、さっそく取材にお伺いしました。県庁から歩くこと約2分。以前は確かに倉庫があった場所に、古民家風の素敵な建物が現れました。地産地消にこだわり、おいしい地魚が食べられると噂の『味処ときわ』さん。どんなお店なのか楽しみです。

　大洗港から毎朝直送される新鮮な海の幸が味わえる『味処ときわ』店主の菊池さんは、生まれも育ちも水戸市。お店をオープンする前から、自分の店ではできるだけ地元・茨城県の食材を使用していこうと決めていたそうです。 　ランチの一番人気メニューは、茨城県の地魚を使用した「海鮮丼」。7種類の旬の魚介類が乗った丼に、おしんこ、やっこ、みそ汁、デザートも付きます。こちらは老若男女問わず人気だそうです。 　夜のメニューはランチメニューとは少し雰囲気が変わり、刺身、サザエのつぼ焼き、牛タタキ、サーモンサラダなど、お酒にも合うメニューで構成されています。

　「味のある建物」がコンセプトの店舗は、昭和初期に建てられた倉庫を改装して造ったそうです。古い柱やこれまで使われていた建材を生かしつつ、今の時代感を取り入れた店内は、新しいのにどこか懐かしい、居心地の良い空間です。完全個室ではないものの、テーブルごとにしっかり仕切りがあるので、周囲に気兼ねなくゆっくり食事や会話ができるのもうれしいですね。

　『味処ときわ』では、「お客様にいい気分で食事をしてほしい」という思いから、客席の間の仕切りがしっかりされていたり、魚介類の注文時には苦手なネタを伝えると他のネタに変更してくれるなど、お客様目線で考えられたおもてなしが随所に感じられます。 　看板メニューの魚介類は、海からおよそ30分ほどという立地を生かし、毎朝新鮮な魚を直送。徹底して鮮度にこだわっているそうです。入荷状況によって、その日だけの限定のメニューもあるそうなので、今度はウニの時期を狙って立ち寄ろうと思います。