取材班が行く食いしん坊の旅
第3回 水戸の中心で、地産地「紹」を叫ぶ!の巻
酒趣(しゅしゅ)
「茨城県の美味しいものを味わうには、絶好のお店がある」との噂を聞いて、水戸駅の南口、水戸市役所のすぐそばにある酒趣さんにおじゃましました。 一見すると通り過ぎてしまいそうな入口ですが、そこを入ると長くて広いオシャレな廊下が広がっています。「中はどうなっているんだろう!?」ワクワクしながら店内へ入ると……、洞窟風のテーブル席から、個室、大谷石に囲まれた掘りごたつ式座敷、バー風のカウンター。こんな素敵な雰囲気で茨城県の美味しいものを食べられるなんて、とても楽しみです。
茨城県産品への徹底したこだわり
メニューを見せていただくと、常陸牛のビーフシチュー、ローズポークの角煮オーブン焼、奥久慈しゃも手羽先の塩焼き、納豆から揚げなど、茨城県の名産食材を使用したものがズラリ。 酒趣は、【茨城県農林水産物等料理店】【いばらきの地魚取扱認証店】【常陸牛肉販売推奨店】【ローズポーク販売推奨店】と、4つもの認定団体の指定店になっているんです。 野菜に関しても、年間約70%は茨城産(できる限り農薬を使用しないで栽培された野菜)を使用しているという徹底ぶり。噂には聞いていましたが、まさかこれほどの茨城県産食材に出会えるとは、御見逸れしました……。 そして、店内で味わえる日本酒は全て茨城県内の地酒なんです。その数なんと100種類以上!酒趣は、茨城県を丸ごと食べられると言っても過言ではないほどの、茨城県料理を味わえるお店でした。
人気メニューをご紹介
4つの認定団体の指定店になっている「酒趣」ですが、味に対するこだわりも半端じゃありません。茨城県産の良質な食材を活かし、よりおいしく食べてもらえるようにと、様々なメニューを提案し続けています。なかでも人気のメニューをご紹介します。
地産地『紹』
酒趣オーナーの井坂さんにお話をお聞きしました。井坂さんは茨城県出身。若い頃は東京で食品関係の仕事をしていたそうです。 帰郷したある日、改めて故郷茨城の食べ物やお酒を食し、あまりの美味しさに驚きと感動を覚え、茨城に戻り、「茨城のおいしいものをPRしよう!!」との決意のもと「酒趣」を創業しました。 しかし、ただ県産というだけでは無く、おいしさ、安全・安心にも配慮しました。今でも、農薬を使用しないで栽培された野菜農家さんや、こだわりの酒蔵など、良いと聞いたら自ら足を運び、交渉し、食材を使わせていただいているそうです。 「酒趣」創業当時の世の中は、"地産地消"の言葉もなかったそうで、だからあえて、『茨城を紹介したい』という気持ちを込めて、酒趣のコンセプトは地産地「紹」なのだそうです。
茨城名物「メロンまるごとクリームソーダ」、「メロンカレー」
グルメイベントにも勢力的に出店している「酒趣」は、ひたちなか市で毎年夏に行われる、ロックイベント"ROCK IN JAPAN FESTIVAL"に、凍らせた丸ごとメロンに、ソーダを入れてバニラアイスを添えた「メロンまるごとクリームソーダ」と、メロンを使ったスパイシーな「メロンカレー」を出展したところ、これが話題になり、行列ができる大ヒット商品となりました。 "ROCK IN JAPAN FESTIVAL"といったら「メロンまるごとクリームソーダ」と言われるほど、ROCK IN JAPANの名物になっていましたが、噂が噂を呼び、今では日本全国から出展依頼が来るほどの、"夏の茨城名物"となっています。 生産量日本一の茨城産メロンを使用し、名前も食欲をそそられる「メロンカレー」と、凍らせたメロンが夏の外気でほどよく溶け出し、ソーダとアイスと混ぜてひんやりジューシなメロンの果肉をほうばれば、んもぉ~たまらない「メロンまるごとクリームソーダ」を、もしどこかのグルメイベントで見つけた際には、ぜひ食べてみて下さい。 メロンカレーは「酒趣」店舗でも食べられますので、ぜひ一度お試しあれ!
酒趣
住所 | 水戸市城南1-5-16 |
営業時間 | 17:00~24:00(月~木)、17:00~25:00(金・土) |
定休日 | 日曜日 |
ご連絡先 |
TEL:
|
ホームページ | https://syusyu-honten-mito.owst.jp/ |
駐車場 | なし(近くのコインパーキングをご利用ください) |
最寄り交通機関 | 常磐線 水戸駅より徒歩10分 |
その他の情報 | 第2吉住ビル1階 |
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