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旬のうまいもの特集

常陸国天然まがも特集

常陸国天然まがも特集

What's 常陸国天然まがも?

What's 常陸国天然まがも?

マガモは、越冬のためにシベリアなどから飛来する渡り鳥です。
茨城県は、霞ヶ浦などの湖沼を有することから、全国有数の飛来地となっており、古くは奈良時代に編纂された常陸国風土記に「ヤマトタケルがカモを射落とした」との逸話も残っています。
高級食材として一流シェフに注目される一方、県内では捕獲者・捕獲数も少なく、流通も一部に限られていました。

シェフも絶賛

【フレンチ】YOSHIKI FUJI(常陸大宮市)藤シェフ

常陸国天然まがもは、その土地ならではの香りと野性味を持つ特別な食材だと思います。熟成を控えるようにすることで素材の香りや旨味を引き出すようにしています。
炭火で少し焦がし気味に焼くことで、さらに香りが立ち、脂の軽さと相まってとても洗練された味わいに仕上がります。
他の国内産マガモと比べても旨みはあっさりしているのですが、甘みが際立ち、素材の質の高さを感じます。一方、野性味や香りが強いので、多くの方に好まれるような調理の工夫が必要だと感じました。

【フレンチ】YOSHIKI FUJI(常陸大宮市)
藤シェフ

常陸国天然まがものもも肉と蓮根のシーバックソン

常陸国天然まがものもも肉と蓮根のシーバックソン

店舗内観

店舗内観

【フレンチ】レストラン オオツ(水戸市)

常陸国天然まがもは、鮮度が非常によく、甘みや香りに自然の力強さが感じられます。
他の鴨と比べて筋肉質で、旨味が濃く、香りも上品で、本来の野生の味わいが楽しめる点が魅力です。
素材そのものが持つ個性と力強さが際立っており、料理人にとって挑戦しがいのある素晴らしい食材です。

【フレンチ】レストラン オオツ(水戸市)
(左)大津スーシェフ、(右)大津シェフ

常陸国天然まがものロースト サルミソース

常陸国天然まがものロースト サルミソース

店舗内観

店舗内観

【イタリアン】リストランテ ツム(つくば市)大井シェフ

常陸国天然まがもは、鮮度が高く、赤身肉ならではの脂肪が少ない味わいが魅力だと思います。
甘みや旨味がしっかり感じられる一方で、天然特有の野生的な香りや風味が強いため、好みが分かれることもあります。
素材の味を最大限に引き立てる調理法が、常陸国天然まがものポテンシャルをより発揮させる鍵ではないでしょうか。
一方で、香りを抑えて幅広い人に親しまれる料理にするには、工夫が必要かもしれません。

【イタリアン】リストランテ ツム(つくば市)
大井シェフ

常陸国天然まがものローストパスタ(ストロッツァプレティ)

常陸国天然まがものローストパスタ(ストロッツァプレティ)

店舗内観

店舗内観

【イタリアン】Nonna Nietta(つくば市) 川村シェフ

常陸国天然まがもは、鮮度が高く、脂肪が少ない赤身肉が魅力です。
香り豊かで、甘みや旨味がしっかり感じられます。
天然の力強い味わいは、料理全体に独特の魅力を加えてくれ、特にイタリア料理のように素材の良さをシンプルに引き立てるスタイルには最適な食材だと思います。

【イタリアン】Nonna Nietta(つくば市)
 川村シェフ

常陸国天然まがもの薪焼き リゾット添え

常陸国天然まがもの薪焼き リゾット添え

店舗外観

店舗外観

【日本料理】よし町(土浦市)木村料理長

常陸国天然まがもは、ジューシーであるもののソフトな食感があり、どこか儚さを持っている食材だと思っています。
天然物のため個体差があるのですが、それも含めて素材を活かしていくのが料理人のウデを試されるところであり、素材そのものの魅力を引き出せる可能性だと思っていますし、楽しさかなと思います。
天然ならではの肉感や香りが特徴で、飼育された鴨にはない野性味が感じられます。特に脂の質感と柔らかさは、調理次第で多様な表現が可能で、自然の恵みを活かす大きなポテンシャルを感じます。

【日本料理】よし町(土浦市)
木村料理長

常陸国天然まがもの炭火焼き

常陸国天然まがもの炭火焼き

店舗内観

店舗内観

ブランド化の経緯

霞ヶ浦周辺は全国一のレンコン産地ですが、冬場に飛来するマガモをはじめとするカモによるレンコンの食害が農家に深刻な影響を与えており、令和5年度の被害額は、約1億4千7百万円にものぼっています。

こうした中、県では令和5年から鳥害対策と特産品開発の両立を目指し、狩猟期間(11/15~翌年2/15)に網猟で捕獲したマガモを「常陸国天然まがも」と名付け、食材として有効活用する取組を始めました。

網で捕獲したマガモは、銃と違って傷みがなく、その天然特有の野趣あふれる美味しさや希少性から、高級食材として取引されています。
なお、霞ヶ浦周辺では、「むそう網※」と呼ばれる伝統的な猟法で捕獲されています。

むそう網

※むそう網
鳥が撒き餌に誘われて地面や水面に飛来した際に、伏せておいた網を離れたところからワイヤー等で操作することにより、鳥に被せて捕獲する仕掛け

ブランド化の経緯

狩猟者のこだわり

狩猟者のこだわり

常陸国天然まがもは、捕獲用の池に数日間エサを撒いておびき寄せ、集まってきたところを待って網で捕獲します。一昼夜で獲れるものではなく、限られたチャンスで網をかける。そのタイミングを見極めるのが難しいポイントです。銃での猟とは違ってカモに傷をつけることなく捕獲できるので、消費者にも、自然にも安全でとても良い手法だと思います。何千キロもの距離を渡ってくる天然マガモですから、非常に生命力があり肉も締まっています。プロの手にかかると驚くほど美味しい料理になりますよ。

茨城県猟友会美野里支部長 根岸 泉氏

「常陸国天然まがも」の概要

捕 獲 地

茨城県内

捕獲期間

狩猟期間
(11/15~2/15)

捕獲方法

網猟で捕獲したもの

ここが魅力

まがもの魅力
  • 網猟での捕獲により、傷みがなく高品質
  • 天然ならではの野趣(やしゅ)あふれる香り
  • 弾力がありながら、歯切れのよい肉質
  • うま味が強くコクのある味わい

「常陸国天然まがも」を食べられるお店

12月1日から「常陸国天然まがも」フェア開催中!
詳しくは下記ページをご覧ください。

「常陸国天然まがも」を食べられるお店

常陸国天然まがも動画

※このページの情報は2024年12月時点のものです。

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