PICK UP/ 茨城のうまいもの特集

旬のうまいもの特集

特集 しらす

しらす しらすの産地

茨城県の水産物を代表するものの一つがしらすです。
生産量は3,395tで全国4位(平成30年調べ)
県内全域で漁獲されますが、北茨城市、日立市、大洗町、鹿嶋市の漁獲量が多くなっています。

しらすって何の子?

「しらす」はおもに「カタクチイワシ」や「マイワシ」などイワシ類の稚魚です。
育つにしたがって、鱗ができて、イワシの形に変わっていきます。

しらすは成長するとイワシと呼ばれるようになります どうしてしらすって呼ぶの? 茹でたしらす

獲れた時は半透明なのに茹でると白くなるから白子(しらす)と言われています。

しらすはどこで生まれたの? しらすは黒潮にのって茨城の海までやってきます

伊豆から房総付近で産卵された卵が黒潮に乗り、ふ化して茨城県沿岸に運ばれてきます。
しらす漁は産卵量と海流、生き残りの条件などが大きく影響を与えます。

まず魚群探知機を使って魚群を見つけ、群れの大きさや方向を予測します。
しらすの群れを囲むように、周囲を回って網を入れていきます。
網を引きよせ、獲ったしらすを網からカゴに移します。
獲れたしらすはすぐに氷を混ぜて冷却し、新鮮なまま市場へ届けられます。

しらす漁の紹介 まず魚群探知機を使って魚群を見つけ、群れの大きさや方向を予測します しらすの群れを囲むように、周囲を回って網を入れていきます。 網を引き寄せ、獲ったしらすを網からカゴに移します。 獲れたしらすはすぐに氷を混ぜて冷却し、新鮮なまま市場へ届けられます
しらす製品
しらす干し

■しらす干し
・釜揚げ
ゆで上げた後あまり乾燥させずに仕上げたもの
・かちり
かたくなるまで干し上げたもの
■たたみいわし
生のまま薄い板状に敷いて干したもの

生しらす

■生しらす
ほとんどがしらす干しなどに加工されるしらすですが、その日獲った物なら生でもいただけます。
昔は漁師さんだけの贅沢でしたが、近頃は生しらすを食べさせてくれるお店も増えました。

しらすの栄養

何といっても豊富なカルシウムが魅力です。
小皿1杯(100g)のしらす干しで、カルシウムが1日分(約500mg)摂れるそうです。
それ以外にも、しらすには魚の脂肪酸であるDHAやEPAが多く含まれています。
効果としては次のようなことが期待されます。
・高血圧や動脈硬化の原因となる血中のコレステロールを減らす。
・血液が凝固するのを防ぎ、血栓予防の効果をもつ。血液中の中性脂肪値を低くする。
・ガン予防やリウマチにも効果発揮。
・老人性痴呆症にも効果。
・頭の働きをよくする。
その他、しらすの持つ栄養は、視力低下、口内炎、口角炎、貧血、味覚障害、骨軟化症、骨粗しょう症などによいとされる成分を含んでいます。

しらす丼
■材料
ごはん   :一膳 釜揚げしらす:適量 卵     :一個 醤油    :適量
■作り方
1.ご飯にしらすをたっぷりとかけ、その上に卵の黄身の部分をのせます。 2.海苔や紅ショウガなどをお好みでのせたら出来上がり! 醤油をかけ、かき混ぜて召し上がりください。
しらすピザ
■材料
春巻きの皮   :2枚 ピザ用チーズ  :30グラム ピーマン    :1/4コ プチトマト   :2コ 玉ねぎ     :1/8コ しらす     :30グラム マヨネーズ   :中さじ1
■作り方
1.春巻きの皮の上にマヨネーズをうすく塗る 。 2.その上にもう1枚春巻きの皮をかぶせる。 3.上にマヨネーズを塗り、チーズ・プチトマト・ピーマン・玉ねぎ・しらす載せる。 4. オーブントースターでチーズと春巻きの皮がパリパリに焦げ目が出来るまで焼いて出来上がり。
しらすの卵とじ
■材料
-しらす玉 たまご   :3個 釜揚げしらす:大さじ3(山もり) 塩     :しらすの塩分による サラダ油 -餡 水     :100ml 白ダシ   :小さじ2.5 水溶き片栗粉 -トッピング 生姜のすりおろし 釜揚げしらす
■作り方
1ボールに卵、ネギ、しらす、塩少々を入れて混ぜ、多めのサラダオイルで柔らかい玉子焼きを作る。 2.白ダシで作った餡をかけて、生姜のすりおろしをのせたら完成です。 お好みでオクラやニラを入れるとより一層おいしく召し上がれます。

しらすのレシピ
漁船に乗って、しらす漁体験!
しらす漁を体験しようと、県外からも一般の方がたくさん訪れます。 大海原で漁に出よう!船の上から海を体感できます!

本物の漁船に乗って茨城の名物である"しらす"漁を体験していただけます。実際に獲れた魚は食べることもできます。
漁を通して食の大切さを学ぶ絶好の機会であるとともに、沖から海を体感できるまたとない機会です。

開催:北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」
場所:北茨城市関南町仁井田字池田789-2
電話:0293-46-8600
体験時間:約1時間~1時間30分
時期:通年
出港人数:6人以上
料金:1人 大人4,000円、子供2,000円(12歳未満)
※団体割引あり、保険料含む
禁漁期間・悪天候により休業あり

しらすに関する資料

しらすは茨城県沿岸漁業を代表する水産物の一つです。獲れたしらすは、ほとんどがしらす干しに加工されています。鮮度低下が早く、生食用として流通することは難しい問題でしたが、新たな技術を開発し、生食用の生産もされています。
■しらすの漁獲状況(平成30年)
・生産量:3,395t 全国第4位
・生産額:25億円 全国第5位
・生産地:県内全域で漁獲されていますが、
北茨城市、日立市、大洗町、鹿嶋市の漁獲量が特に多くなっています。
■しらす干しの生産状況(平成30年)
・生産量:2,226t 全国第6位

生しらす丼が食べられるお店

前浜水揚げの鮮度抜群のしらすを使った「生しらす丼」を提供しています。
(水揚げの状況により提供されない場合あり。要問い合わせ)

大洗町漁協かあちゃんの店

■大洗町漁協かあちゃんの店
平成22年4月開業。
手造りで一枚一枚丁寧に天日干しで仕上げた干物なども販売しています。

・住所:東茨城郡大洗町磯浜町字東8253-10
・営業時間:10:00~16:30
・定休日:月曜日
・Tal/FAX:029-267-5760
・WEBサイト
http://www.ibaraki-jizakana.jp/topics_detail14/id=155

大津漁協直営市場食堂

■大津漁協直営市場食堂
併設の「よう・そろー物産館」では、北茨城市大津漁港直送の新鮮魚介類、製造直売の水産加工品や地元農家直送の新鮮野菜も販売。
いろんな物がまとめて買えます。

・住所:北茨城市関南町仁井田789-3
(北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」近辺)
・営業時間:11:00~14:30
・定休日:水曜日
・Tal:0293-30-2345
・FAX:0293-30-2355
・WEBサイト
http://www.ibaraki-jizakana.jp/topics_detail13/id=50

※このページの情報は2020年10月時点のものです。

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