いばらきの食に挑戦する人たち
旨みを追求したトマト 小菅 健さん(つくばみらい市)
いきいき楽しそうな両親の後を継いで
小菅さんは、代々農業を営む家に生まれ、幼いころから両親がいきいきと農業に取り組む姿を見ていたそうです。もともとおじいさんは米農家で、お父さんがおよそ45年前に施設栽培をスタート。当時は旬の時期以外に販売できるトマトは少なく、飛ぶように売れたそうですが、約15年前くらいから、通年出荷が当たり前になり、差別化を図るために「人とは違う物作り」をはじめたそうです。 近年、農業の後継者不足が話題になるなか、小菅さんは、小学校の文集にも「将来は、トマト栽培をするんだ!」と書いたそうで、このころからすでに家業の農業を継ぐことを決めていたそうです。その志は変わることなく、農学部に進学し、そこで農業の基本を一通り学んだ後、実家に就農しました。現在では、家族の中でもトマト栽培はすべて健さんが行うまでになっています。
求めるのは”甘い!”ではなく”美味い!”
小菅さんは「人とは違う物作り」を追求することで、濃厚で旨みのあるトマトをお客様にお届けしています。 「濃厚で旨みのあるトマトを作るために一番重要なのは、トマトにストレスをかけること。【ストレスをかけると植物が成長するための養分を子孫を残す方向に使うようになり、子孫となるトマトの実に養分がいき旨味が増す】という特性を生かし、与える水の量や肥料をまく量、まくタイミングを調整して”美味い!”トマトを作っています。」 それから、農薬は極力使わないという小菅さん。"農薬を使うことで、農薬の膜ができて光合成を妨げるから”と、旨みへの追及の姿勢が随所でうかがえます。 また、”美味い!”にこだわる小菅農園では、きゅうり本来の風味が引き立つ、ブルームきゅうりも生産しています。
おいしいトマトをジュースにしたら?
小菅農園では、フルーツトマトを100%使用した”フルーツトマトジュース”と”手作り農家の万能だれ”の2つの加工品を販売しています。 従来のトマトジュースは、『ジュース用のトマト』を使用していることに着目した小菅さんは、「フルーツトマトをジュースにしたらどれだけおいしいのだろう。」と思い、普段お客様にお届けしている商品を、贅沢にジュースしたそうです。すると、濃厚で甘いトマトジュースができあがりました。保存料・塩等は一切使用しない、他では味わえない濃厚なジュースです。 また、こだわりのフルーツトマトに、こだわりの醤油・三温糖・生姜・にんにく、はちみつ等、国産の天然原料を加え、丁寧に仕上げた万能だれも作りました。幅広く使える調味料に仕上がっています。
グループ野菜ブランド【みらい学校】
【みらい学校】は、2013年の年末に県南エリアの4Hクラブや地元のこだわり農家5人が集まり,たちあげたブランドです。【みらい学校】の野菜は、イーアスつくばで取扱中です。 「こだわりをもったメンバーが生産している品目をグループ営業することで、お客様へ1箇所でまとめて提供できます。目指すは、TAB(トータルアグリビジネス)。魅力のある農業、利益を上げることができる経営をして、農業の活性にも貢献したいです。」と、小菅さんは、作るだけでなく販売することにも全力を注いでいます。
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誰にも負けない物作りをして、感動を与えたいです。小菅農園の野菜は、約35年前から全てを直売しています。直接、お客様と向き合い、欲しいものを作って提供することができ、 また「味」の説明、品種の特徴を説明することができます。一人でも多くのお客様にとって"オンリーワン"になれるよう、さらにおいしい物作りを追求していきます。
インフォメーション | |
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名称 | 小菅農園 |
住所 | 茨城県つくばみらい市 |
WEBサイトURL | http://www003.upp.so-net.ne.jp/kosuge-nouen/hp-top.htm |
その他の情報 | フェイスブックページURL https://www.facebook.com/kosuge.farm ※この情報は2013年度時点のものです。 |
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