いばらきの食に挑戦する人たち
ブルーベリー産地つくばの発展を目指す! 毒島豊紀さん(つくば市)
ブルーベリー産地のつくば市で就農
毒島(ぶすじま)さんは、以前は建築関係の仕事をしていました。東京で仕事をしている時に、現ブルーベリーマイスターの鈴木太美雄さんに誘われ、その時に食べたブルーベリーのソースがあまりにもおいしかったため興味を持ったそうです。 そして、60歳の時に定年を迎えると同時にブルーベリー生産をスタート。13アールの面積に、258本のブルーベリーを植え、現在では当初よりも厳選して約30種類、110本のブルーベリーを育てています。 毒島さんはブルーベリーが肥料を効率よく摂取できるよう、毎日欠かさず草取りをしています。次から次へと生えてくる雑草を一つひとつ手で抜いているため、畑はいつもきれいに保たれています。
ブルーベリーの三大産地
つくば市には2002年に発足したブルーベリー生産者連絡協議会があります。毒島さんはこの組合の理事を務め、生産者と、市や企業との間の橋渡し役をしています。 「何をするにも信用が第一なので、”約束したことは実行する”という信念を持って取り組んでいます。自分の畑ももちろんですが、地域のために役に立てればと思います。」と毒島さん。 つくば市と同じくブルーベリー三大産地といわれている東京都小平市との交流においても、先頭に立っていらっしゃいます。 また、多くの生産者が収穫しきれずに廃棄している実を、加工品として活用していこうと考え、ブルーベリー生産者連絡協議会でブルーベリーアイスを開発しました。このアイスは、放牧酪農で作られた県産の牛乳を使う点にこだわり、多くの方から高評価をいただいているとのこと。今後も、産地として発展していけるよう努めていきたいと、力強く話してくれました。
ブルーベリーを作る楽しみ
ブルーベリーのひとつの系統である「ラビットアイ系」は、新芽が木の根から生える"ひこばえ"という特長を持っています。 毒島さんはこの特長を生かし、"ひこばえ"の若芽のなかから、より良い特性を持った若芽を選んで剪定し、新たな元木にしているそうです。そして、元木に同じ系統の元気な若い木を接ぎ木して、新しい苗を育てています。種から苗を作ると、十分に生育しない可能性があるうえに、実がなる木に成長してからでないと、実の品質の善し悪しがわからないのに対し、"ひこばえ"の若芽はある程度生育した段階で、良い特性を持った木を選んで接ぎ木することができるため、より確実に、良質な木を育てることができるそうです。この作業は毎年3月~4月頃に行うそうですが、良質な果実につながる作業なのでとても楽しいといいます。
1 月 | 2 月 | 3 月 | 4 月 | 5 月 | 6 月 | 7 月 | 8 月 | 9 月 | 10 月 | 11 月 | 12 月 |
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ブルーベリーアイスが【茨城の食の王座決定戦2013】スイーツ部門で準優勝を果たしました。 「ただ作るだけ、ブルーベリー狩りの場を提供するだけでは生活の糧として専業では成り立っていないのが事実です。今後は、生活の糧にできるような体制を作りたいと思っています。そのためにも、加工品で所得があげられるように、商品開発や販路の確保を積極的に行っていこうと思います。そして、ブルーベリーをもっともっと世に広めていきたいです。」
インフォメーション | |
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名称 | クイーンズブルーベリーガーデン |
住所 | 茨城県つくば市野畑767-1 |
お問い合わせ |
TEL: 090-2725-0682
FAX: |
その他の情報 | ※この情報は2013年度時点のものです。 |
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