いばらきの食に挑戦する人たち
JA茨城旭村 あさひちりめん生産者 大盛誠一さん(鉾田市)
メロン栽培の技術と経験があるからこそ
あさひちりめん
大盛誠一さん
「ちぢみ小松菜」は、小松菜特有のえぐみが少なく、葉肉が厚くて柔らかく食味に優れた冬限定の商品です。 JA茨城旭村では、ちぢみ小松菜をブランド化し、小松菜と差別化して販売できるよう、ネーミングを公募し、2016年12月から商品名を「あさひちりめん」として出荷しています。 「あさひちりめん」は、12月上旬~2月末頃まで店頭に並びます。栽培が難しいといわれるあさひちりめんですが、「安定出荷を可能にしたのは、メロンの大産地であるJA茨城旭村だからこそ」と語るのは、JA茨城旭村蔬菜部会(そさいぶかい)小松菜部副部長の大盛誠一さんです。
大盛さんのハウス
あさひちりめん
大盛さん「特に難しいのが冬場のハウス内の温度管理です。あさひちりめんは寒さでちぢれてくるのですが、極端な寒さには弱い。そのため、株が5~10センチに成長するまでは、寒すぎず暑すぎないよう保ち、以降は寒さにじっくりじっくりあてながら成長させていきます。JA茨城旭村は昔からメロンをハウス内で栽培しているので、冬場のハウス内の温度管理を熟知しています。少しでも外気温が変わると、すぐにハウスの開け閉めに行かなければなりません。目を離せない大変な作業ですが、私達はメロン栽培でこの作業に慣れています。」 食事中でも、外気温の変化に気づくと「即座にハウスの開け閉めに向かう」という大盛さん。ハウスの数は15棟。これまでの知識や経験からこの作業を当たり前にできることが、JA茨城旭村のあさひちりめん生産者の強みなのです。
“顔”を見ながらちぢませる
あさひちりめん
「ちぢんでナンボ」のあさひちりめんを「いかにちぢませるか」というのも、生産者の技術が光るところです。 大盛さん「毎日あさひちりめんの“顔”を見ながら、収穫期のちぢれ具合、葉肉の厚さ、茎の太さ等イメージします。ちぢみが弱いな、と思ったら、朝早めに行って意図的に霜に当てたり、寒すぎる日はハウスを締め切ったり。その日の天候や成長具合により、細やかな管理をしています。」
1 月 | 2 月 | 3 月 | 4 月 | 5 月 | 6 月 | 7 月 | 8 月 | 9 月 | 10 月 | 11 月 | 12 月 |
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「今はまだ知名度が低く、ホウレンソウ、小松菜、あさひちりめんが一緒に店頭に並んでいた場合、お客様が積極的にあさひちりめんを手に取ってくれないのが現状かもしれません。あさひちりめんは、甘くて柔らかくてとにかくおいしいので、一度口にしていただければ必ず気に入っていただける自信はあります。今は、一人でも多くの方にまずは食べていただきたいですね。えぐみが少ないので洋食、和食、中華どんなジャンルの料理にも合いますし、サラダにして生で食べてもおいしいです。冬の期間限定のおいしさをぜひお試しください!!」 大盛さんによると、あさひちりめんは、小松菜や他の野菜に比べてカルシウムが非常に多い為、カルシウムの吸収を高めるビタミンD(魚やきのこなど)と一緒に食べるのがオススメだそうです。
インフォメーション | |
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名称 | JA茨城旭村 |
住所 | 茨城県鉾田市造谷1071 |
お問い合わせ |
TEL: 0291-37-0111
FAX: |
WEBサイトURL | http://www.ja-ibarakiasahi.or.jp/Top.html |
その他の情報 | あさひちりめんの販売時期は、12月上旬~2月末又は下旬が目安です。 ※この情報は平成29年2月時点のものです。 |
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