PICK UP / 茨城のうまいもの特集

いばらきの食に挑戦する人たち

生産量日本一!八千代町の白菜部会長 小竹淳(八千代町)

生産量日本一!八千代町の白菜部会長 小竹淳

白菜作り歴三十五年白菜と地域への情熱

白菜産地の部会長

 茨城県の白菜は、全国第1位の生産量を誇り、その中でも八千代町は県内一の大産地です。小竹さんは、その八千代町で白菜を作って35年のベテラン生産者で、JA常総ひかりの八千代地区秋冬白菜部会部会長でもあります。  「部会では、部会員同士で情報交換をして品質のよいものを出荷できるように努めています。恵まれた環境を活かし、白菜産地として最高の白菜を作っています。」  畑には、大きくてみずみずしく肉厚の白菜が一面に広がっていました。小竹さんの家では、小竹さんのお父さんの代から白菜の生産が始まり、小竹さんも高校を卒業後すぐに就農したとのこと。

秋冬白菜の魅力

 昭和41年に白菜の指定産地になると、その後は白菜の一大産地として歩み続け、現在の秋冬白菜の栽培面積は約661haにもなります。  「八千代町の気候は白菜の栽培に適しています。気温の高い9月、10月頃の白菜は固いですが、11月、12月になると霜が降りてデンプンが糖化した甘みと柔らかさのある白菜ができます。毎年の気候を見通して栽培を行いますが、自然に逆らわないで行うことがポイントだと思います。作ったものが理想通りにできると最高の気分になります!」

白菜産地の技術継承

 産地の先人の知恵や経験、部会での勉強会もあり、今では栽培技術も上がり、白菜一つひとつの味にバラつきが無くなりました。全国的には後継者不足が騒がれていますが、八千代町では各農家で、後継ぎが絶えることなく産地を守っています。  現在は、小竹さんの息子さんも就農され、白菜作りのノウハウを継承中。小竹さんの家と同じように、八千代町ではサラリーマンとして農業以外の仕事に就いた方たちが、家業である農業を継ぐために30代になって戻ってくるケースが多いそうです。

白菜の保存方法

 4月から10月頃に出回る白菜は、カット売りで必要な分だけ求め、4~5日で使いきるようにします。残った場合は、ラップフィルムできっちり包んで冷蔵庫で保存してください。  11月から2月頃の白菜は、乾いた新聞紙に丸ごと包んで凍らないぐらいの冷暗所に、根の部分を下にして立てかけておけば2~3週間は保存できます。ポイントは、新聞紙が濡れると傷むので、湿ってきたら取り替えることと、横にすると重みで傷みやすいので必ず立てることです。

販売時期
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12

夢~さらなる挑戦~

 「今後も、八千代町が白菜産地として続いていってほしい。そのために、後継者に技術や知識を継承していこうと思います。」

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インフォメーション
名称 八千代秋冬白菜部会
住所 茨城県結城郡八千代町太田841
お問い合わせ TEL: 0296-48-2890(JA常総ひかり 青果集出荷所)
FAX:
WEBサイトURL http://www.ibaraki-shokusai.net/season/season_hakusai.php
その他の情報 ※この情報は2012年度時点のものです。

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