いばらきの食に挑戦する人たち
土地にあった在来種の茶園を守る 花水理夫(境町)
お茶作りの魅力
お茶作りの魅力1
お茶作りの魅力2
東京で生まれ、食品輸入の会社で海外出張もするビジネスマンだった花水さん。奥様と出会うまでは、”お茶を作る”とは思ったこともなかったそうです。「結婚後、妻の実家のお茶園を見聞きしているうちに、自分で作ったものを自分で売るという生業に魅力を感じて”やりたい!”と思いました。」 2008年4月から1年間、静岡で修業をして茨城に戻った花水さん。現在は、義父の技術を教えてもらいながら、日々、新しいお茶作りにも挑戦しているそうです。「経験と勘の農業ではなく、できるものはデータ化していきます。そして、自分が理想とする”パッと目に飛び込んでくる青みがかったきれいな色”で”毎日飲んでも飲み飽きない味”の日本人の食生活にあうお茶を作っていきたいです。」
在来種を商品化
在来種を商品化1
在来種を商品化2
種子から育てた茶の樹で、1本1本の木の性質が異なっているのが在来種です。 昭和30年代以降は、やぶきた種を中心とする品種への植え替えが進んだため、今では全国的にもとても貴重になってしまった在来種。 日本茶のルーツと言っても過言ではない品種ですが、今では日本全国の茶園の3%にも満たない栽培面積で、収穫量が品種茶に比べて少ないことなどもあり年々減少していると言われています。新芽の出る時期は芽の色がばらばらになり、自然がブレンドしてくれます。そのため、在来種には独特のコクと深みがあります。 長野園では、この在来種を使った商品「大地のブレンド」と「のびのび和紅茶」、「アールグレイ」の緑茶・紅茶を展開しています。和紅茶のアールグレイは国内でもほとんど流通していない新しい試みです!
オリジナルブレンドのお茶
オリジナルブレンド1
オリジナルブレンド2
お茶というと、”古いイメージ”があると思いますが、長野園では”華やかなもの”として皆さんで楽しんでいただけるお茶を提供したいと考えているそうです。 そこで、長野園では茨城県花であるバラを使ったローズ緑茶 "ふんわり茶"を商品化しました。緑茶にバラの花弁をふんだんにブレンドした心休まるお茶で、緑茶の緑とバラの赤は反対色なのでとても目を引きプレゼントにも最適です。バラの他にも、ご相談に応じて様々な花をブレンドされているそうで、結婚式の引き出物等にも好評だとか。
お茶のいれかた
お茶のいれかた
お茶は、お湯の温度で味が変わります。湯温が高いと渋み成分がたっぷり出て、湯温が低いと渋み成分は抑えられ甘み成分がしっかりと出ます。 渋めのお茶が好きな方は、茶葉を多めにいれ熱湯を注ぎ、急須をぐるぐると回すことで渋いお茶をいれることができます。 甘めのお茶が好きな方は、茶葉の量を少し少なめに、お湯を呑に入れてしばらく冷ましてから急須に移して召し上がってみてください。
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夢は、花水さんのご子息が将来後を継ぎたいと思う経営をすること。そのためにも、まずはお客様が入りやすお店作りやカフェを併設した店舗作りなど、「今の時代にあったお茶屋」にしていきたいと考えているそうです。
インフォメーション | |
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名称 | 有限会社 長野園 |
住所 | 茨城県猿島郡境町百戸1 |
お問い合わせ |
TEL: 0280-87-8015
FAX: |
WEBサイトURL | http://www.naganoen.com/ |
その他の情報 | 営業時間 9:00~17:00 ※この情報は2012年度時点のものです。 |
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