いばらきの食に挑戦する人たち
地域性のある計画的農業 篠崎真一郎(笠間市)
代々続く農家一家
代々続く農家一家
笠間市で農家を営む篠崎信一郎さんは、代々続く農家で産まれ育ちました。高校卒業と同時に就農した篠崎さん。しかし、農業の師匠であるお父様が早くにお亡くなりになってしまった為、農業のイロハを学べたのは、3年間だけだったそうです。 「親父とは、3年間農業を一緒にやりました。親父が亡くなってからは、試行錯誤の日々でした。品目も自分で考えながら決めていきました。」篠崎さんの畑は、米、大根、ねぎを主に作っています。なかでもねぎは、『地元の野菜』として笠間市内の学校給食にも提供しています。
農業委員
篠崎さんは、笠間市の農業委員です。農業委員とは、農業生産の基盤となる優良農地を守り、農地の有効活用を図るため、農地の権利移転や転用等について審査する「農業委員会」に属す人のこと。篠崎さんは市を代表する農業委員として、農業委員会の講習会にも積極的に参加し、地域農業の経営を改善していくため、農業の担い手の育成にも取組んでいます。
計画性のある農業
計画性のある農業
農業への取り組みとして、大事なのは"計画性"だと篠崎さんは言います。 「栽培計画をきちんと立てて、病気、害虫対策をしっかりと行うことが大事です。収量をあげることも大切だけれど、最近は食味がより良いものを追求しています。その為に、肥料をやる時期と量の調整、そして水のかけ引きのタイミングにとても注意しています。」
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「収量をあげることも大事ですが、より良いものを作っていきたいという気持ちが強いですね。品質が一番大事だと思います。人より良いものを作っていきたいです。」 現在会社員をしている篠崎さんの息子さんは、いずれは篠崎さんの跡を継ぎたいと、収穫などは一緒に行うそうです。それは、篠崎さんが農業委員として、地域の農業活性化に尽力しながら、より良い作物を作ろうとしているその姿が生き生きとしているからでしょう。
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