PICK UP / 茨城のうまいもの特集

いばらきの食に挑戦する人たち

米粉の魅力を全国に伝えたい! 倉持桂子さん,雨宮光希(坂東市)

米粉の魅力を全国に伝えたい! 倉持桂子さん,雨宮光希

お米を 食べよう!

お米の素晴らしさに感動!

お米の素晴らしさに感動!1 お米の素晴らしさに感動!1

お米の素晴らしさに感動!2 お米の素晴らしさに感動!2

お米の素晴らしさに感動!3 お米の素晴らしさに感動!3

 坂東市の農村弓田地区にひっそりとたたずむ農家レストラン「どんぐりてい」。ここで全国にむけて米粉の魅力を発信しようと奮闘する女性たちをご紹介します。  倉持桂子さんと雨宮光希さんのお二人は、「地元の人たちにもっと地元の農産物を味わってほしい」「近隣の皆さんの憩いの場を作りたい」という想いで古民家を自ら改装し、平成18年11月30日に農家レストラン「どんぐりてい」を開店しました。どんぐりていでは、常陸秋そばを使用した手打ちそばや、地元で採れた野菜などを使用した温かいおもてなし料理が、広大な田園風景を眺めながらいただけます。中でも、自家製のかまどで一から炊く「かまど炊きご飯」は、名物となっており、地元のお米のおいしさを存分に味わえます。「上手に炊けた時は、自分で食べたくなってしまうほど、本当においしいんですよ。」と話す雨宮さん。    日々、かまどで米を炊くことで米と触れ合い、米を理解しようとするうちにどんどん米の素晴らしさに魅せられたお二人は、坂東市のみならず、「全国の人達にもっともっと米を食べてもらいたい、もっとお米に関心を持ってもらいたい」という想いを募らせます。そして、「炊いたご飯以外でも米を活用できないか…?」と考え、行きついた答えが、米100%で作る「米粉」でした。

もったいない!から始まった『どんぐりてい製粉所』

『どんぐりてい製粉所』1 『どんぐりてい製粉所』1

『どんぐりてい製粉所』2 『どんぐりてい製粉所』2

 お二人は、県内にある"米粉食品普及しよう会"の方々などに米粉のレシピなどを教わり、米粉を使って様々なスイーツや料理を作り、「どんぐりてい」で販売し始めました。  しかし、市販の米粉は正確な粉の粗さ(メッシュ)が表記されていないものが多く、用途によっての使い分けがわからない不便さと、製粉工場に米の製粉を頼むと、何百㎏という単位で持ち込まなければならないという悩みをかかえていました。  ある日、友人である近隣米農家さんから「米が余ってしまうので、米粉にして販売したいが、大きな製粉所では100㎏単位でしか製粉してくれない。数㎏でできないなら、捨てるしかない…」という悩みを聞き、非常に心を痛めます。「こんなにおいしくて栄養もあるお米を、捨てなければならないなんて!」お二人はついに、高額な気流式微粉砕機を購入し、米粉の粗さ(メッシュ)を表記した米粉の販売や、一般家庭のお客様からの製粉依頼も、20㎏から受け付け可能な『どんぐりてい製粉所』を建てたのです。

KMK44

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 今、米粉は大変注目されています。茨城県内の米粉用米(新規需要米)の生産量は515トン(2011年推計)。米粉はたんぱく質や食物繊維が豊富で、パンやピザの生地、ロールケーキに用いられ、年々需要が高まっています。  こうした中茨城県では、2011年10月から米の消費拡大に向け米の新たな用途である米粉の利用促進を図るため、「米粉宣隊『KMK』」とともに、米粉のPR活動を展開しています。2012年7月には『KMK』第2期メンバー4名が、倉持さんと雨宮さんのもとで米粉料理の講習を受けました。

どんぐりていの看板息子?!ヤギの「グリ」

ヤギの「グリ」 ヤギの「グリ」

 どんぐりていの庭に立ち、耳を澄ますと、「メェェェェ」とヤギの声が聞こえてきます。知人から譲り受けたというヤギの「グリ」と過ごす時間は、倉持さん、雨宮さんの大切な癒しの時間だそうです。  「みるみるうちに大きくなって、アッというまに子ヤギから大人になってしまいましたが、本当にかわいい。大事に大事に育てています。」 どんぐりていに行ったら、ぜひグリと遊んでみてください。

米粉の選び方

米粉の選び方 米粉の選び方

 米粉は、粗さ(メッシュ)によって用途が変わります。どんぐりていで米粉を購入する時は、何が作りたいかお二人に相談すれば、用途に応じた米粉を選んでくれます。 200メッシュ・・・団子等 250メッシュ・・・パン、ケーキ、ピザ等 300メッシュ・・・シフォンケーキ、ロールケーキ等 400メッシュ・・・うどん等 ※どんぐりていで製粉した米粉は、どんぐりていオリジナルのメッシュ表記です。

販売時期
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夢~さらなる挑戦~

夢~さらなる挑戦~

 米粉普及は、日本の食料自給率にも大きく関わってくるとお二人は言います。  「お米は日本古来から食べられてきたもの。日本人の体は米で出来ていると言っても過言ではありません。日本にいても、世界中の食べ物が食べられるようになった現代も素晴らしいですが、やはり基本はお米をたくさん食べて欲しい。近い将来日本中の人達が、料理の基本に米粉を取り入れてくれるといいなと思っています。」  米を炊いて食べるだけでなく、どの家庭にもキッチンには米粉がある暮らしが訪れる事を願い、お二人は今日も米粉の更なる普及活動に励んでいます。

買えるお店
どんぐりていネットショップ
農家レストランどんぐりてい
住所: 茨城県坂東市弓田289-2
TEL: 0297-35-2240
茨城県境町エコス エコス境SC店
住所: 茨城県猿島郡境町122番地 境T-PLACE1階
オンラインショップ
インフォメーション

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