PICK UP / 茨城のうまいもの特集

いばらきの食に挑戦する人たち

ミートセンター菊地畜産 菊地 泰國(鉾田市)

ミートセンター菊地畜産 菊地 泰國

極上厳選豚肉だいじょ豚‼

全体の約10%しか選ばれない鉾田の希少ブランド

菊地畜産の代表を務める菊地泰國さん 菊地畜産の代表を務める菊地泰國さん

養豚場に新しく導入したミストで環境を整えます 養豚場に新しく導入したミストで環境を整えます

 2023年で70年を迎えた地元の老舗養豚場菊地畜産。現在、約4,000頭の豚を2カ所の養豚場で肥育しています。毎月500頭程度出荷する中で、菊地畜産オリジナルブランド『だいじょ豚』として選ばれるのは10%程…。脂の付き方や筋肉の張りなど、背中やモモのハリを見て選んでいます。品種は一般的な三元豚(L:ランドレース、W:大ヨークシャー、D:デュロックの混合品種)。餌は豚が食べやすいようにと形状を工夫。ペレット状の餌をさらに細かくして食べやすさを追求しています。そんな餌には麦をはじめ6~7種類の素材を配合。この餌が、臭みが少なく甘みと旨味を兼ね備えた脂身を作ると言います。  毎日豚を見て、豚のことを考えながら肥育をしているという菊地さん。「僕は従業員の皆に、『豚にとってのなんでも屋さんになろう』と言っています。豚が暮らしやすい、ストレスのない環境を作ることが最も大切だと思っています。餌よりも品種よりも、その豚が生活しやすい環境を作ってあげることが一番大切なんだと思います」と語ります。

『だいじょ豚』命名ストーリー

『だいじょ豚』を販売する直売店は某コーヒー販売店を意識したおしゃれ肉屋! 『だいじょ豚』を販売する直売店は某コーヒー販売店を意識したおしゃれ肉屋!

ミートセンター菊地畜産といえばコレ!惣菜部門で人気のメンチとレバカツ‼ ミートセンター菊地畜産といえばコレ!惣菜部門で人気のメンチとレバカツ‼

 一度耳にしたら忘れないインパクトのある名前『だいじょ豚』。有名なギャグを連想する方が多いですが、実はその命名には茨城ならではのストーリーがありました。  コロナ禍の中で、より素材にブランディングを求める飲食店から「菊地畜産の豚に名前を付けて欲しい」という要望があがるようになります。そんなとき、地元の先輩から「お前の作る豚なら安心だから大丈夫だっぺよ!」と言われたのが頭の中に残っていたと菊地さんは言います。それが『だいじょ豚』の名前の由来です。 「豚肉は、牛肉よりも身近な食材だと思っています。だから、毎日の食卓で食べるのに相応しい脂つくりを心掛けています。具体的には脂っぽすぎたりせず、脂自体がくどくないように配合飼料なども工夫しているんです」と菊地さん。『だいじょ豚』と名付けてからはさらに引き合いが強くなり、都内の飲食店にも卸しているそうです。適度な脂身が受け、うどん屋さんで肉うどんとして提供されているのはもちろん、地元の洋食屋さんでも人気のポークソテーやとんかつとなっています。

夫婦二人三脚の養豚業と豚肉販売業

店舗を支えるのは妻の菊地祐子さんの仕事!旦那さんのアイデアをきっちり受け止めています 店舗を支えるのは妻の菊地祐子さんの仕事!旦那さんのアイデアをきっちり受け止めています

ミートセンター菊地畜産名物ローストマホーク!ポークソテーでぜひ!! ミートセンター菊地畜産名物ローストマホーク!ポークソテーでぜひ!!

 菊地畜産には養豚部門と精肉販売部門という2つの部門が存在します。  地元鉾田市内に店を構える精肉部門は、菊地さんの妻である祐子さんを中心に回っています。そんな祐子さんは「うちの豚は本当にアクが少ないんです」と話します。「ロースなら厚切りのポークソテーにしてください。肉質がとても柔らかいので食べやすいとご好評をいただいています。また、肩ロースならしゃぶしゃぶにもおすすめですね。赤身と脂身のバランスがとても良いんです。肩ロースは生姜焼きにも合うんですよね。バラ肉ならちょっと厚く切ってサムギョプサルにするのがおすすめです。これも肉の柔らかさを分かってもらえる調理法ですね。モモはお店でも販売しているんですがチャーシューが絶対におすすめですね」と笑顔で話してくれました。話している最中も笑顔が絶えないところからも自社の豚肉を本当に愛していることが伝わってきます。

販売時期
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夢~さらなる挑戦~

「1年後とか2年後とか、そういうことは考えていなくて、農畜産物の生産が盛んな鉾田市を県外にもっと発信していきたいですね。そのひとつとして、県外でのイベントには積極的に出店しています。都内で開催された茨城県主催の「いばキュン!Marche」にも出店しました。自分の趣味のバイクのレース会場でも出店したりしています。そこのお客さんも巻き込んでうちの『だいじょ豚』を宣伝してきます」と菊地さん。 「ゆくゆくは海外へも進出していきたいと思っています。もちろん、うちのオリジナル『トマホーク(骨付き豚肉)』のような面白商品もどんどん出していきたい」とも語ります。目指す先はまだまだ遠く!夢を語る菊地さんのアイデアは尽きません。  これからもおいしい豚肉づくりに邁進すると誓う菊地さん。さらにおいしくなった『だいじょ豚』で食べる人を笑顔にするのが目標です。 ※家畜伝染病予防のため、防護服を着用の上で対策し撮影いたしました

買えるお店
ミートセンター菊地畜産
住所: 茨城県鉾田市鉾田2492
TEL: 0291-32-2212
オンラインショップ
インフォメーション
名称 ミートセンター菊地畜産
住所 茨城県鉾田市鉾田2492
お問い合わせ TEL: 0291-32-2212
FAX:
WEBサイトURL https://www.meatkikuchi.com/
その他の情報 ※このページの情報は、2024年7月時点のものです。

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