いばらきの食に挑戦する人たち
茨城県 県南地域「地域オリジナル米」販売促進協議会 小久保 貴史さん(つくば市)
茨城県南7銘柄の利き米セット「いばらききまい」
いばらききまい生産者①
いばらききまい生産者②
いばらききまい
それぞれのお米の味わいの特徴などを記載
茨城県は、久慈川、那珂川、小貝川、鬼怒川、利根川などの水資源に富み、気候も温暖なことから、古くより稲作が盛んに行われており、今では全国第5位、関東では第1位の米どころとなっています。 また、県内全域で、地域によって栽培方法を工夫するなどして、それぞれが個性を持った「地域オリジナル米」の生産・販売に力を入れています。 名峰・筑波山や霞ヶ浦、利根川などに面した茨城県南地域は、県内でも有数の米どころです。 「茨城県南地域『地域オリジナル米』販売促進協議会」は、県南7地域(詳細は以下の通り)の「地域オリジナル米(コシヒカリ)」を、それぞれ“利き酒”ならぬ“利き米”で楽しんでもらおうと、300グラムずつパッケージした『いばらききまい』の販売を平成27年に開始しました。 1パック300グラム、2合分が入った「いばらききまい」。ネーミングは、「茨城」と「利き米」を掛け合わせたもので、贈り物やお土産として手にとっていただけるよう、7種類のお米がかわいらしい巾着袋に入っています。 「肝心の“味”を守るために、全て精米したてのお米を真空でパッキングしています」と語るのは、茨城県南地域『地域オリジナル米』販売促進協議会の会長・農業生産法人 筑波農場の小久保さん。それぞれのお米の味わいの特徴などは、“五つ星お米マイスター”の近藤利夫氏に依頼して、違いをわかりやすくパッケージの裏に記しています。 ◆茨城県南地域オリジナル米◆ ・「筑波北条米」 つくば市北条地区(JAつくば市) ・「常陸小田米」 つくば市小田地区(農業生産法人 筑波農場) ・「空と大地のみのり」 石岡・小美玉地区(JA常陸) ・「おかずのいらないかわちのお米」 河内町((株)ふるさとかわち) ・「うまさ駆け抜ける美浦そだち」 美浦村木原地区(JA水郷つくば) ・「光一点」 美浦村安中地区(JA稲敷) ・「横田農場米」 龍ケ崎市((有)横田農場)
どれも極上のブランド米
「いばらききまい」の7つのブランドのお米
筑波農場 田園
「いばらききまい」の7つのブランドのお米のなかには、“天皇杯”受賞農場の「横田農場のお米」や、皇室献上米になった「おかずのいらないかわちのお米」もあり、その取り組みや品質が認められたお米ばかりです。 さらに、全てのお米は“特別栽培”を用いており、農薬と化学肥料を極力使用しない栽培方法を用いたレベルのもので、「品質・安心・安全については協議会の全員が同じ考えを持って栽培に取り組んでいる」と小久保さんは言います。年に1度は生産者全員が集まって勉強会を開き、情報交換や知識・技術の向上に努めています。そのうえで、それぞれのお米が個性を発揮しているのが「いばらききまい」なのです。
お米の美味しい炊き方
お米の美味しい炊き方 イメージ
お米の美味しい炊き方 イメージ
お米の美味しい炊き方 イメージ
「茨城県南地域『地域オリジナル米』販売促進協議会」が推奨する、お米の美味しい炊き方を教えていただきました。 ①ボウル等にお米を入れ、水を入れてなじませたら、すぐに水を捨てる(*) (*)お米は最初の水を一番吸収するので、ヌカや汚れを含ませないためにすぐに捨てます。 ②再び水を入れ、3回かき混ぜて(*)水を捨てる。これを5回繰り返します。 (*)今は精米技術が発達しているので、ゴシゴシこすらない。こすり過ぎるとお米が割れてデンプン質が流れてしまいます。 ③お米をザルにあけて、5分ほど休ませます(*) (*)水からあげることで、米の外側についた水分が米の中まで浸み込みます。長時間上げっぱなしはNG。米の外側が乾燥して、また米が割れる原因になります。 ④炊飯器に移して、既定の水を入れて30分浸水させます(*) (*)浸水することでお米のデンプンが分解されて糖ができ、粘りと甘みが出ます。 ⑥お米の真ん中を少しへこませて(*)、炊飯スイッチオン! (*)真ん中をへこませておくと、熱が釜全体に回りやすいためです。
1 月 | 2 月 | 3 月 | 4 月 | 5 月 | 6 月 | 7 月 | 8 月 | 9 月 | 10 月 | 11 月 | 12 月 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
小久保さん 「茨城県南地域は、県内有数の米どころです。そんな米どころで育った“いばらききまい”の7つのブランド米は、それぞれ同じ「コシヒカリ」ではありますが、生産者である自分達でも驚くほど、それぞれ形や味わいが違います。ぜひ“いばらききまい”をお試しいただいて、気に入ったお米があったら、その産地にも興味を持っていただければいいな、と思っているんです。それぞれの産地が輝けるように、お米を通じて地域の農産物をPRしていくことが、私たちの狙いです。そしていずれはこの県南地域が、”日本有数の米の産地”になっていけたら、と思っています」
インフォメーション | |
---|---|
名称 | 茨城県南地域「地域オリジナル米」販売促進協議会 |
その他の情報 | ※この情報は、平成30年時点のものです。 |
今、おすすめの記事