いばらきの食に挑戦する人たち
県北の玄関口として 飛田利恵さん(日立市)
"ひたち南ドライブイン"にオリジナル商品を!
飛田さんは、現在の"ひたち南ドライブイン"の前身である魚屋で幼少期を過ごしました。幼い頃は実家の魚屋の手伝いをして過ごし、高校を卒業後には東京にある服部栄養専門学校に進学し、西洋料理を学びました。その後は、都内で西洋料理の専門誌の編集や乳製品会社の販売促進企画の仕事を数年勤めたそうです。 飛田さんのお父さんが社長を務める飛勘水産では、道の駅日立おさかなセンター内で飲食店を営業していましたが、飛田さんが茨城に戻るタイミングで、「もっといろいろなイベントをしかけていきたい」と、"ひたち南ドライブイン"をスタートさせることになり、飛田さんも一緒に立ち上げに携わりました。 現在、地元で水揚げされた水産物の販売や、飲食店の営業で多くの方に愛されている"ひたち南ドライブイン"ですが、立ち上げ当時はオリジナル商品が無く、「何か目玉になる商品を作りたい!」と、試行錯誤してスタートしたのが【さくらたこちまプロジェクト】でした。
新名物のさくらたこちま
さくらたこちまは、タコ水揚げ量県内1位の日立市で漁獲されるミズダコとヤナギダコの総称である「さくらダコ」を使った商品です。「さくらダコ」の煮汁でもち米を炊き上げた棒状のちまきで、うまみたっぷりの煮ダコがのせられています。半年以上掛けてレシピを考案したさくらたこちまは、「茨城県北新名物料理コンテスト」の海の部門で優勝し、"ひたち南ドライブイン"のオリジナル商品であると共に、日立の新名物となりました。 イベントでは、ライスバーガーのスタイルで販売し、知名度を徐々にあげ、今では行列ができる商品になりました。 飛田さんは、このさくらたこちまの販路を拡大すべく、展示会に出展する等さまざまな取り組みを行っています。2016年2月には、茨城県が主催のビジネスコンテストで奨励賞を受賞。この賞金を使ってさくらたこちまのシリーズ化など、さらに事業規模を拡大していく予定だそうです。 「シリーズとして常陸牛を使った商品や、美明豚を使った商品等を検討していて、中身を選べるギフトとして販売し、自信を贈り物に使っていただける「茨城土産」にしたい。」と話してくれました。
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"ひたち南ドライブイン"では、"トビカンジャズ"と題したJAZZライブをはじめ、"生マグロ解体ショー"や2016年3月20日に開催された"バーガーバカ"など、さまざまなイベントが開催されていて、毎回多くのお客様で賑わっています。 「『ようこそ!』という気持ちが県北には必要かな、と思います。県北の玄関口として、県北以外の方や県外の方に対するおもてなしの心をこのドライブインで作っていきたいです。イベントをきっかけに足を運んでもらって、来ていただいた方たちに日立市、県北、茨城県のおいしいものをPRしていきたいですね。」と、飛田さん。これからも、ひたち南ドライブインに来るすべてのお客様を、とびきりの笑顔で迎えてくれることを約束してくれました。
インフォメーション | |
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名称 | 株式会社 飛勘水産 |
住所 | 茨城県日立市久慈町3-23-10 |
お問い合わせ |
TEL: 0294-53-0111
FAX: |
WEBサイトURL | http://www.tobikan.com/ |
その他の情報 | ※この情報は2015年度時点のものです。 |
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