取材班が行く食いしん坊の旅
第38回 笠間の旬が楽しめる!リーズナブルな本格フレンチの巻
フレンチレストラン トルテュ
笠間市は、笠間稲荷神社や笠間焼きなどで有名な観光地ですが、観光もさることながら、栗を代表とした県内有数の食材の宝庫としても知られています。 そんな笠間市の閑静な住宅街の一角にあるフレンチレストラン トルテュは、笠間市で育った素晴らし食材を美しいフランス料理に変身させる、地産地消のレストランです。
笠間の素晴らしい食材を多くの人に伝えたい
オーナーシェフの中村さんは、フレンチレストランと聞くと敷居が高く感じてしまうイメージを何とか払拭したい、と、素材から見直しを図りました。 テーマは"無理しない食材で正当なフランス料理を提供する"。海外から高額な輸送費をかけて高級食材を使うより、新鮮さや旬を重視した地元の食材を使うことで、本格フレンチを手頃な価格で提供しています。 魚は、懇意にしている北茨城市の海産物商「まるいち」さんのご協力で、トルテュに配送される前日の夕方に水あげをしてもらうので、新鮮さは折り紙付き。 中村シェフは「料理を通じて地元食材の素晴らしさ、そして『フランス料理』をたくさんの人に知ってもらいたい」と語ります。
食のエンターテイメント
笠間は、日本一の栗の産地。トルテュでは、9月~12月の栗の旬の時期には、笠間の栗の美味しさを存分に堪能できる『栗尽しフルコース』が楽しめます。 また、「食にもエンターテイメントを!」と考えた中村シェフのアイディアで、モンブランクリームを自分で好きなだけ絞れる、という美味しくて楽しいデザートもあります。
取材班の一言メモ
フランス語で「トルテュ」は「亀」の意味。オーナーシェフの中村さんは、フランス料理と、地元食材を心から愛する熱い心の持ち主で、店名に「亀」と付けたのは、"千里の道も一歩から"という自身への戒めの意味も込められているそうです。 私が感動したお料理は、栗のフルコースの前菜「フォアグラと栗のマルブル」。美しい大理石に見立てられた栗は、赤ワインとカシスのゼリーのコーティングによるもの。中にフォアグラが入っているのですが、周りのゼリーの甘みとフォアグラとの相性がとにかく抜群!うっとりしてしまう美味しさでした。 トルテュは、都内の名店にも負けない本格フレンチをリーズナブルに味わえる素晴らしいお店だと思います。お店は、ちょっと意識していないとわかりにくい住宅街の坂の途中にあります。ぜひ、見つけて行ってみてください。
フレンチレストラン トルテュ
住所 | 茨城県笠間市大田町215-24 |
営業時間 | 11:00~13:30L.O 17:00~20:30L.O |
定休日 | 日曜、第1第3月曜(祝日は営業) |
ご連絡先 |
TEL: 0296-73-5578
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駐車場 | 10台 |
最寄り交通機関 | 国道355線より県道105号線へ。県道105号線(線路沿い)住宅街の一角。 |
その他の情報 |
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