旬のうまいもの特集
絶妙な脂の乗りと身の締り 茨城常磐の「マサバ」
- コンテンツ:
- 漁レポート
- 船上での鮮度・品質への配慮
- 水揚げから出荷
- 食味訴求・レシピ
絶妙な脂の乗りと身の締り
茨城常磐の「マサバ」
EPAやDHAなど健康に良いとされる栄養素が多く含まれ、焼く、煮る、揚げるなど様々な料理法で味わえることから“青魚の王様”と称されるサバ。主にまき網漁業で漁獲され、日本の各地で水揚げされますが、茨城県は日本有数の漁獲量を誇ります。
茨城県のまき網漁業が漁獲するサバの中でも、秋に北の海で丸々と太り、冬にかけて南下回遊をしてきた茨城常磐の「マサバ」は、脂の乗りと身の締りを適度に兼ね備えた逸品です。
1.漁レポート
日本周辺では2種類のサバ(マサバ・ゴマサバ)が漁獲されますが、茨城県のまき網漁業が漁獲するのは大部分がマサバ。太平洋側でのマサバは、主に伊豆諸島周辺から北海道沖までの海域を、春から夏に北上、秋から冬に南下という季節回遊をしています。まき網漁業はこの回遊に合わせて漁場と水揚港を移動しながら操業します。
茨城沖周辺でのマサバ漁期は12月から3月下旬で、盛期は12月から1月頃。北海道沖から三陸沖で餌を食べ、脂をたっぷりため込んで南下してきたところを漁獲します。
全国トップクラスの漁獲量を誇る茨城県のまき網船団
まき網漁業の操業は、漁網を積んだ網船(本船)と漁獲物を積んで港まで運ぶ運搬船などで船団を組み、数隻の船と数十名の船員による高度な連携のもとで行われます。
茨城県籍のまき網船団は14あり、そのほとんどが北茨城市の大津漁港や神栖市の波崎漁港を拠点としています。
茨城沖周辺でマサバ漁が盛期を迎える12月。大津漁業協同組合に所属するまき網漁船「福栄丸」の船主・船頭の鈴木宏彰さんにサバ漁についてお話を伺いました。
「水深150~300メートルの海域がサバの通り道。その周辺をソナーで探索し、魚群を発見したら潮流や魚の進行方向などを計算しながら、素早く網で魚群を囲い込んで漁獲します。」
その日の漁場は大津漁港から北東に約50マイルの海域。水深200メートル付近に群れるサバを狙い、複数の船で連携しながら、長さ1キロメートル以上ある巨大な網を素早く沈めて群れを囲み、数百トンのサバを漁獲したとのこと。この大規模でダイナミックなところがサバ漁の醍醐味だと鈴木さんは語ります。
2.船上での鮮度・品質への配慮
3.水揚げから出荷
4.食味訴求・レシピ
「今(12月)のマサバは脂がのっているので、焼いても味噌煮でもどのように食べても美味しい。自分たちが獲った旬のマサバを多くの人にどんどん食べて欲しいです。」
日本一サバを獲る茨城県のまき網船団。その船頭さんが自信を持って勧める茨城常磐のマサバを是非ご賞味ください。
マサバが食べられるお店
旬のマサバが食べられるお店はこちら。
(水揚げ状況等により取扱のない日がありますので事前にお電話でご確認ください)
大津漁協直営 市場食堂
住所 | 北茨城市関南町仁井田789-3 (北茨城市漁業歴史資料館「よう・そろー」となり) |
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電話番号 | 0293-30-2345 |
定休日 | 水曜日 |
営業時間 | 11時~15時 |
webサイト | 市場食堂 http://ootsuichisyoku.main.jp/ いばらきの地魚取扱店 http://www.ibaraki-jizakana.jp/topics_detail13/id=50 |
サバのレシピ
サバを使ったレシピ集はこちら。
> 茨城県水産試験場「いばらきの魚おいしく食べciao!(地魚レシピ集)」
PRIDEFISH「茨城常磐のまさば」
茨城県の漁師が自信を持って勧めるプライドフィッシュ「茨城常磐のまさば」。
そのプライドストーリーはこちら。
> 全国漁業協同組合連合会
※このページの情報は2020年12月時点のものです。
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