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2024-12-25 ニュース
「第4回いばらき米の極み頂上コンテスト」茨城県産米のNo.1が決まりました!
いばらきのおいしさを極めたお米を選ぶ「第4回いばらき米の極み頂上コンテスト」が11月26日(火)に水戸京成ホテルで開催されました。
今回から新たな取組として、都道府県が開催するコンテストとしては初の有機米部門を設立し、レギュラー部門と合わせた2部門から、いばらきのお米のNo.1が決まりました
県内全域から99点の応募があり、レギュラー部門の最優秀賞であるローズドール賞には、大子町の土屋 勉さん(品種「ゆうだい21」)が、そして有機米部門の最優秀賞であるビオ・ローズドール賞には、石岡市の広瀬 吉和さん(品種「コシヒカリ」)が選ばれましたので、このお二人のお米づくりにかける意気込みなどをご紹介します。
ローズドール賞受賞!土屋 勉さん 受賞後インタビュー!
―ローズドール賞を受賞した感想は?
茨城県のコンテストで名誉ある賞をいただけたこと、本当に嬉しく思います。
私は東京生まれ東京育ちですが、13年ほど前に大子町へ移住してからお米づくりを始め、日々多くの試行錯誤を重ねてきました。
地域の先輩方からもたくさんのアドバイスをいただき、周囲の方々に応援される中で、良いお米づくりができるようになってきたと感じます。
段々お米づくりをする方も少なくなってきていますが、やはり情報交換を行える仲間がいることは、自身にとって大きな励みになりますし、そういったことが今回の受賞に繋がったものと考えております。
これから何回もこの賞を獲れるよう、一層頑張ってまいります。
―受賞米の栽培でこだわっている点は?
美味しいお米づくりのため、特に「温度管理」にこだわっております。この大子町は、盆地という地形の影響もあり、夏場に高温が続いてしまいやすいことから、その対策として、毎夜冷たい水のかけ流しを行い地温や稲の温度を下げ、暑さに負けない生育を心掛けております。昼夜の温度差が与える影響もあり、食味の良いお米ができていると考えております。
また田植えをしてからの稲の観察も欠かさず行い、特に収穫時期が近くなるころは、最適なタイミングで刈り取れるよう葉の色の移り変わりに最大限の注意を払うなど、丁寧な栽培にこだわっております。
-消費者へのメッセージ
誰に食べていただいても本当に美味しいと思ってもらえるお米づくりを目指して努力しております。手間暇をかけて作った自慢のお米を、是非味わってみてください。
ビオ・ローズドール賞受賞!広瀬 吉和さん 受賞後インタビュー!
―ビオ・ローズドール賞を受賞した感想は?
こうした賞をいただけたことは、涙が込み上げてくるくらいに嬉しいと感じております。
普段は、やさと農業協同組合の職員として地域農業を支える立場にありますので、今回、生産者の立場として脚光を浴びる日が来たことは大変驚きでございました。
有機米栽培は、学校給食への提供開始(令和5年度:石岡市)をきっかけとして取り組み始めました。これまで農業に携わる中で、環境保全や有機栽培への関心が高まっておりましたので、私自身の子どもをはじめ、地域の方々にも安全安心なお米を食べてほしいという思いが一層強くなりました。
また、私たちの地域は、東京圏の方々への食糧供給を支える、なくてはならない存在だと考えておりますので、今回の受賞を機に、更にお米づくりに精進してまいります。
―栽培でのこだわりや大変なことは?
私は、父そして祖父とともにお米づくりをしており、2人の持つ長年の知恵や経験が、より良いお米づくりに欠かせないと感じています。
また有機米栽培は、やはり除草作業との戦いであり、それこそひとつの対策を講じるだけではとても歯が立たず、二重三重の対策が必要であることに多くの苦労があります。そうした中にあってこそ、家族の協力はとても心強いものであり、私自身の大きな支えになっております。
そして今回、お米の美味しさを評価いただけたことで、手間暇をかけ、丁寧に作ることの意味を改めて感じることができました。
-消費者へのメッセージ
通常の栽培より多くの手間暇をかけて作ったお米です。特に、お米の乾燥をじっくり丁寧に行い、それが味にも現れていると思いますので、是非味わってみてください。
今回最優秀賞を受賞したお米は、2025年2月1日(土)と2日(日)の2日間、東京・銀座の茨城県アンテナショップIBARAKI senseにおいて、特別販売を実施する予定です。
「第4回いばらき米の極み頂上コンテスト」審査について
令和6年11月26日(火)に水戸京成ホテルにて、1次審査・2次審査を通過した10点(レギュラー部門:6点、有機米部門:4点)のお米について最終審査を行い、米そのものの「おいしさ」を評価できる6名の審査員が「味・外観・香り・食感」を総合的に判断し、各部門の順位を決定しました。
<審査員長講評:野澤康雄 氏>
・レギュラー部門:ローズドール賞(最優秀賞)受賞米
「見た目から素晴らしく、食感はもっちりとして粘りがあり、味には深い甘みや旨味が感じられるお米でした」
・有機米部門:ビオ・ローズドール賞(最優秀賞)受賞米
「香りや旨味に優れ、有機米独特の優しい風味を感じられる素晴らしいお米でした」
<審査員>
野澤 康雄氏 水戸京成ホテル(総料理長)
小池 理雄氏 (有)小池精米店(5つ星お米マイスター)
山下 治男氏 山下食糧(株)(5つ星お米マイスター)
加古 さおり氏 パナソニック(株) キッチン空間事業部
岡留 博司氏 農研機構食品研究部門
鈴木 雄一氏 茨城県農業総合センター
レギュラー部門の審査結果について
<受賞結果>(敬称略)
・ローズドール賞(最優秀賞) 土屋 勉(大子町)
・アルエット賞(優秀賞) 谷田部 晃功(大子町)
・プリューネ賞(優良賞) 盛田 守(城里町)
・入賞 片岡 蔵之(城里町)
・入賞 菊池 幸一(大子町)
・入賞 武士 進太郎(大子町)
有機米部門の審査結果について
<受賞結果>(敬称略)
・ビオ・ローズドール賞(最優秀賞) 広瀬 吉和(石岡市)
・ビオ・アルエット賞(優秀賞) 大野 満雄(稲敷市)
・ビオ・プリューネ賞(優良賞) 藤井 弘文(石岡市)
・入賞 江畑 一男(石岡市)
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